PART1PART2PART3に引き続き、テキサス在住シリアルアントレプレナーのKaleoにお話をお聞きします。


MISA: 最後の質問になります。私はこのダラス地域を日本人投資家に宣伝したいと考えているのですが、買い手にとって、地元のビジネスをM&Aで買収するのがアメリカ進出のスタートとなるケースが多いです。

日本企業の買い手にとって、新規事業を始めるのにアメリカはいいところだと思いますか?

アメリカはとても広大な国です。言ってみれば、50個もの国のようなもので、とても大きいです。ハワイ出身者の自分からすると、ほとんどの州はとても遠く離れています。ハワイはもちろん好きですよ。ですが、ビジネスの観点で言うと、地理的に離れていると困難を伴うことがあります。

アラスカとハワイを除いた48州で考えると、その点では、ダラス、テキサス州はほとんどの地域に3時間のフライトで行ける立地なのです。ですから、非常に中心部に位置していると言えます。アメリカン航空もユナイテッド航空もここに拠点を構えているということからも、物流の中枢だということがわかります。

税制の面で言うと、ビジネスを行うのに最も適した州の1つだと言えますし、ダラスは、世界でも有数な豊かな経済圏の金融機関の中心的存在なのです。カルフォルニア、ニューヨーク、テキサス、どれも経済的に潤沢な資金を有していますが、テキサスは税制の面で優遇されていますし、立地も良い。

多くの企業が本社をここに移してきているのを最近目の当たりにしているでしょう?ステイトファームやTDアメリトレード、トヨタなどはその例です。Amazonは、本社の一部の移動を検討中。テスラはすでに移動済み。一つの要因ではなく、多くの要因が相まって多くの企業が本社のダラス移転を実行に移しているのです。

MISA: ビジネスにかかるコストがカルフォルニアよりも少なくて済むイメージは非常に強いですね。

カルフォルニア、ハワイやニューヨークで事業を行っていくのは、テキサスと比較して非常に経費がかかります。ニューヨークで成功できるなら、どこででも成功できると言われていますね。アメリカのどこでしてもいいなら、テキサスに来るべきだと思いますよ。

MISA: 日本企業の方に成功のためのアドバイスはありますか?

私個人の意見ですが、テキサスでは日本文化が薄くて少し寂しいですね。チャンスという意味では、韓国やアジア地域、テキサスは経済が大きくなっていると思うし、ビジネスチャンスはまだまだあると思います。時代は変わってきています。

そして、外部の人々がどんどんテキサスに流入してきています。東京出身の人に東京で出会うのが稀だということと同様のことがテキサスでもダラスでも起きています。今ではダラス出身者にダラスで出会うことはありません。

いろんな人がいろんな地域から来ている。ですから、自身の文化や価値観やアプローチなど、別の地域からテキサスへ持ち込みやすくなっていると感じます。

日本人起業家に限ったアドバイスということではないのですが、とにかく起業家は『忍耐』が大切だという話をします。諦めないこと。何でもいいから他者よりも勝る競争力を持っていること。そして、できるだけ多くの人と会って話すこと。どんな出会いがあるかわからないのですから、できるだけ多くの人に会うのです。

MISA: ハワイには日本文化が融合した文化がありますから、ハワイの企業と日本企業とのM&Aについて学び、それをテキサスで応用できるのではないかと思っています。日本人のM&Aアドバイザーを一人もここでは見かけませんし。

とてもいい分野に目をつけたのではないでしょうか。大きなチャンスがあると思いますよ。そして、ここテキサスでさえ、”Silver Tsunami”が起き始めていると聞きます。Silver Tsunamiとは、後継者のいない高齢の事業主のことです。アメリカでも、後継者不足で事業を閉じてしまうことがよく話題になっていますし。

MISA: そうですね。地元のイベントやビジネスネットワーキンググループなどを通して、たくさんのビジネスオーナーに出会えるように頑張りたいと思っています。

今日はインタビューにご協力いただきありがとうございました!

いいインタビューになってたらいいのですが…。

MISA: いやほんと、完璧でしたよ。役に立つ情報がたっくさんありました!私もものすごく勉強になりました。感謝感謝です!

よかった。ありがとうございました。^^