こんにちは!オーナーのMISAです。PART1に引き続き、テキサス州オースティン在住の木村原弁護士に移民ビザについてお話をお聞きします。


MISA :アメリカのビジネスを買収をし一定額の投資をして、それからE2ビザを申請する場合、期間や費用はどれくらいかかりますか?

期間ですが、完全にすべての書類が揃っている状態で、私が作業にかかる時間がだいたい1か月ぐらいです。その書類を在東京アメリカ大使館、または大阪の領事館に送ります。それから審査開始になるのですが、だいたい1か月から3か月以内に「面接に来てください」という通知が来ます。従って、申請してからだいたい3か月は見ておいたほうが良いですね。

ちょっと怖い話なんですけど、面接に呼ばれても、もう合否が出ている場合があります。とりあえず面接は実施しなければいけないので呼ぶけれども、すでに不合格が決まっているケースもたくさんあるのです。

合格が出れば、2週間以内にパスポートにE2ビザが貼り付けられて戻ってくるので、それでプロセス完了です。それから2人目は面倒くさい会社の審査プロセスがないので、ビザの面接だけで合否が出るという感じです。

MISA :2人目はどれぐらいで降りる感じなんですか?

2人目は、だいたい準備期間もすべて入れて1か月ぐらいで合否が出るイメージですね。

MISA : ちなみに…「不合格がもう決まっていて、とりあえず面接に来させたけどやっぱりダメだった」ケースって、どうやってそのことがわかったんですか?

だいたい、ビザ申請する前に「投資額が低くてハイリスクではある」ということが前提のケースが多いです。そういうケースだと、お客様が面接に呼ばれて行くけれども、面接官の質問が厳しいんですよ…。「これが投資額すべてですか?」「売上はこれ以上変化はないですか?」とか。要するに「ビザ申請当初から今までの期間で、劇的には何も変わってないですよね?」という確認の質問になるのです。不合格のお客様は、皆さん似たような質問を聞かれています。

MISA : なるほど…。質問自体が「これ以上点数が上がる要素はなさそうですね?」という感じなのですね。

そうですね。そんな感じだと思います。

MISA : その原因は、やっぱり投資額が一番ですか?10万ドルぐらいだと厳しい…という感じですかね。

そうですね、とにかく投資額ですね。これも私の個人的な見解ですが、よく「ビジネスは4分の1が利益」と言われるじゃないですか。

そうすると10万ドルの投資をした場合25千ドルが期待できる利益だとします。それだと、「家族を養うのが精一杯か、それすらも厳しい」というようなロジックが働いているのではないかなと個人的には考えています。

MISA : :従業員は養えないということですね。あとは、期待できる税金の支払い額も少ないですからね。

そうなんですよね。25千ドルの利益だと、税金なんてひょっとしたら払わなくて良いかもしれないですからね。

MISA : なるほど…。木村先生にお願いしたらE2申請はどれぐらいの報酬でやっていただけるんですか?

最初の申請が6,500ドルぐらいです。たまに複雑なケースがあるので、稼働時間によってはもう少しかかるりますが、だいたい6,500ドルです。そこに大使館に払う申請費用が315ドル。大使館が使用している業者がいて、パスポートを配達をしてくれるのでその費用が50ドルですね。

だいたいこれぐらいの費用感です。2人目からは、弁護士費用が3,600ドルで、残りの費用は一緒です。


インタビューはPART3に続きます。