こんにちは!オーナーのMISAです。
今回も、PART1に引き続き、北ダラスエリアにおける中小規模のM&AをサポートするビジネスパートナーのTRANSWORLD(McKinney)のAmir Dawdaniさんにインタビューさせていただきました。
今回は、より深い内容についてお聞きしていきます!
- Q6. ここで事業を買収したいと考えている買手に対するアドバイスはありますか?
- Q7. 買い手が注意すべき重要なポイントはありますか?
- Q8. TRANSWORLDの強みは何ですか?
- Q9. アメリカのM&AのCIM(案件概要書)の中に、”Seller financing(売主ファイナンス)”を良く見るのですが、これはどのようなものですか?
- Q.10 CIM(案件概要書)でよく見る”SDE(Seller’s Discretionary Earnings)”という言葉があります。これが意味するものと、なぜ買い手にとって重要なのか、説明していただけますか?
- Q.11 これからパートナーシップを組んで案件を手掛けていくことが楽しみです!ローカルのビジネスオーナーが日本の投資家を受入れてくれることを願っています。また、米国と日本の間でビジネスコラボレーションを促進することを楽しみにしています。
Q6. ここで事業を買収したいと考えている買手に対するアドバイスはありますか?
第一に、ビジネスブローカーと基準や要件について共有し話し合いましょう。自分の引っ越しも含め、特定のエリアを決めている場合には、そのエリア内で事業を探しましょう。
アドバイス① – 子供がいる若い買い手は、より良い学区や安全な住環境、通勤時間を短縮できる高速道路に近い場所を探しましょう。
アドバイス② – 成人の子供がいるか、子供がいない買い手は、より良い住環境や通勤時間を短縮できる高速道路に近い場所を探しましょう。
Q7. 買い手が注意すべき重要なポイントはありますか?
買い手はビジネスの財務面に焦点を当てるだけでなく、事業全体の様々な側面に深く入り込む必要があります。
以下は重要なポイントです:
- 事業がどれくらいの期間運営されてきたのか?
- 継続的な成長があったか(パンデミック時など異常時は考慮する)?
- 事業にさらなる成長の可能性はあるか?
- どの部分を縮小することができるか?
- オペレーションを運営・管理するのはどれくらい簡単か?
- 大量の人員が必要か?
- オーナーが事業に積極的な役割を果たしているか?
- 不況にどう対処するか?
- エリア外で事業を拡大する可能性はあるか?
- 定期的な収入を得られるか?
- 投資回収にはどれくらいの時間がかかるか?
- 売り手は新オーナーに交代する際に支援するか?
Q8. TRANSWORLDの強みは何ですか?
私たちのモットーは”Good businesses for good people.” 「良いビジネスを良い人々に」です。
Transworldは世界中で事業を売買してきた49年の歴史があります。
世界中に300以上のオフィスと2500人以上のエージェント/アドバイザーが在籍し、世界中からの多くの買い手ネットワークを誇り、起業家が目標を達成するのを手助けしています。
売主たちはTransworldのビジネスアドバイザーとしての協力について非常に満足いただいています。事業売却の完全な機密性を確保し、適格な買い手を見つけ出し、すべての法的および規制遵守を行い、何か係争や債務の問題を引き起こすことなく、成約に導くことができます。Transworldによる事業評価により、売り手は適切な譲渡価格を実現することができます。
Q9. アメリカのM&AのCIM(案件概要書)の中に、”Seller financing(売主ファイナンス)”を良く見るのですが、これはどのようなものですか?
Seller financingは、買い手にとって、ビジネス買収がより手が届きやすくなる選択肢となります。売り手が自らリスクを負う意向を示し、一定期間にわたって支払われる一定額の債権を受け入れることで、買い手は金融機関からの融資を求める必要がなくなります。これにより、買い手の融資申請が拒否されて案件が破談するリスクが軽減されます。
Q.10 CIM(案件概要書)でよく見る”SDE(Seller’s Discretionary Earnings)”という言葉があります。これが意味するものと、なぜ買い手にとって重要なのか、説明していただけますか?
SDEは、業界で広く知られており、Transworldが手がける案件においても重要な要素です。
ビジネスアドバイザーは、売り手の事業の財務内容を深く理解し、事業主が高い収益を生み出している場合に、節税のために事業とは無関係の(個人的な)経費を特定します。この経費分は”売り手個人の裁量が及ぶ収益分”となり、最終的には事業の利益と評価に影響を与えます。
Q.11 これからパートナーシップを組んで案件を手掛けていくことが楽しみです!ローカルのビジネスオーナーが日本の投資家を受入れてくれることを願っています。また、米国と日本の間でビジネスコラボレーションを促進することを楽しみにしています。
ビジネスオーナーは、テキサスでもアメリカ全体でも、あらゆる人々がいます。ここ北ダラスでは、この地域に移住してきた移民によって多くのビジネスが売却され、移民コミュニティの人口が増え続けています。これは難しい挑戦ではなく、日本だけでなく世界中からの新しく訪れる移民の方々がビジネスを手掛け、ここで多様性を築き、全米の地域コミュニティに大きな影響を与えていることに自信を感じています。
日本は文化が非常に豊かだと思います。個人的には、もし日本の投資家や起業家がテキサスを新しい居場所にしようとしているのであれば、非常に歓迎されると思います。
Amir、ありがとうございました!これからも中小規模案件をたくさん一緒に手掛けて、日本人がこのエリアで活躍するきっかけを生み出せたらと思っています。
日本人の投資家の皆様も、ぜひ私たちのコラボレーションをお楽しみに!日本人向けにご紹介している案件は、案件一覧からご覧いただけます。