1. 概要
移民法務を扱うGlobal Immigration Partnersが、国際投資家向けに「E-2ビザの待ち時間」に関する2026年のガイダンスを公表しました。申請時期や領事手続きの混雑によって、着任・開業のスケジュールが読みにくくなる点に注意を促す内容です。
2. 詳細
E-2は「条約投資家」向けのビザで、米国で事業を運営することを前提に申請します。一方で実務では、書類準備(事業計画、資金の出どころ、雇用計画など)に時間がかかり、さらに面接枠や審査の混雑で待ち時間が伸びる局面があります。今回のガイダンスは、2026年に向けてこうした変動を前提に、早めの準備と計画の組み立てを推奨する趣旨といえます。
3. テキサス・日本人投資家への影響
テキサスで会社や店舗を買う/立ち上げる場合、「いつから現地で意思決定できるか」は売り手・従業員・金融機関との調整に直結します。待ち時間が読めないと、クロージング(最終契約)後の運営開始が遅れ、採用や取引先引継ぎに空白が生まれがちです。私たちテキサスビジネスハンターズのM&A実務では、ビザ進捗に合わせて①現地マネージャーを先に立てる、②引継ぎ期間を長めに契約で確保する、③運転資金を厚めに見積もる、の3点でリスクを下げます。E-2は「投資すれば終わり」ではなく、運営体制まで含めた設計が成否を分けます。
4. まとめ・今後の展望
E-2の待ち時間は年によって波があり、2026年も「余裕を持った段取り」が重要になりそうです。投資判断はビザのタイムラインを織り込み、契約・人員・資金計画を一体で組み立てることが現実的です。
5. コメント(M&Aアドバイザー視点)
ビザ待ちが長引くほど、買収後の立ち上がりコストが増え、「想定していた利益が出るまでの時間」も伸びます。案件探しの段階から、オーナーが現地常駐しなくても回る業種・仕組み(既存の店長、外部の経理、在庫管理が整っている等)を優先すると、待ち時間の不確実性に強い投資になります。ビザは専門家領域ですが、M&A側でも契約条件と運営設計で吸収できる部分が大きいので、早い段階で両方を同時に走らせるのがおすすめです。
※ この記事は一般的な情報提供を目的としており、法的・税務的なアドバイスではありません。詳しくは専門家にご相談ください。
