概要

経済開発・立地動向を扱うBusiness Facilitiesが、テキサス州を「2023 State Of The Year」に選定しました。企業誘致の実績や投資環境の強さが評価された形です。

詳細

同誌の「State Of The Year」は、雇用創出、設備投資、インフラ、ビジネスコスト、政策の分かりやすさなど、企業が拠点を置くうえでの総合力を重視する傾向があります。テキサスは近年、製造業・物流・ITなど幅広い分野で大型投資が続き、都市部(ダラス、オースティン、ヒューストン、サンアントニオ)だけでなく周辺地域にも成長が波及しています。結果として「新設(グリーンフィールド)」だけでなく、既存企業を買って足場を作る動きも起きやすい土壌が整っています。

テキサス・日本人投資家への影響

日本からテキサスへ進出する際、この手の受賞は単なる“評判”以上の意味があります。第一に、企業誘致が強い州では取引機会(売り案件・提携先)が増えやすく、外部成長(買収で一気に現地化)という選択肢が現実的になります。第二に、成長局面では人件費や不動産、保険などのコストも上がりやすく、「拠点をどこに置くか」「買うならいつか」が成果を左右します。第三に、州全体が注目されるほど競争も激化し、良い会社ほど価格が上がる傾向があります。私たちの実務感覚でも、買い手は“参入の目的”を絞り、買収後の運営体制(誰が現場を見るか)を先に固めた企業ほど成功確率が高いです。

まとめ・今後の展望

今回の選定は、テキサスが引き続き「企業が集まる州」であることを裏付ける材料です。注目度の高まりを追い風にしつつ、コスト上昇と競争激化を前提に、早めの戦略設計が重要になります。

コメント

テキサスでのM&Aは「良い会社が見つかるか」だけでなく、「買った後に回せるか」で勝負が決まります。特に日本企業の場合、時差・距離・採用の壁が想定以上に効きます。受賞ニュースをきっかけに動くなら、①狙う業種(例:製造の下請け、物流、B2Bサービス)②許容できるコスト水準③現地責任者の置き方、の3点を先に決めておくのがおすすめです。テキサスビジネスハンターズでは、投資目的から逆算して「買うべき会社像」を整理し、無理のない進出プランに落とし込む支援を行っています。

出典: Texas Named Business Facilities’ 2023 State Of The Year

※ この記事は一般的な情報提供を目的としており、法的・税務的なアドバイスではありません。詳しくは専門家にご相談ください。