こんにちは!オーナーのMISAです。
今回もPART1、Part2に引き続き、Commercial Bank of TexasのDavid Enghさんにお話をお聞きします。
MISA: 全く違う質問です!テキサスの好きなところを教えてください。
テキサスの素晴らしい点の1つは、テキサスにはすべてが少しずつちゃんと揃っていることです。私たちのビーチは最も美しいわけではありませんが(笑)、多様性があります。
オースティンやサンアントニオのような非常にリベラルな都市もあります。一方で、ダラスやヒューストンのような非常にコンサバな都市もあります。東部には松の木や森があります。また、森林地帯もあります。
西部には砂漠や平坦な地域があります。タバコの栽培地もあります。ですので、私たちはあらゆるものが豊富にあります。
また、これは独特な点ですが、常に独立心(Independent Spirit)を持っています。ローンスター州という名前やテキサスの旗、一つの星の州という意味で、私たちはテキサスがひとつの国であるかのように感じています。多くの人々は今でも私たちが独立した国であることを望んでいます。
基本的なマインドはインクルーシブ(多様性を受入れる)ではありますが、特に他の州との比較をされるようば場面では非常にエクスクルーシブ(排他的)です。
私たちテキサス住民は一人で立ち、常に異なる存在でありたいと考えています。そして、それがここで生活する際の心構えの一部です。
MISA: 日本人も特に島国であることもあって、自立心が非常に高いという点でテキサスの人と似ている点があると思います。ですが、テキサスの人はもっとオープンマインドに感じます。
いはそういう文化であると聞きますが、まだまだ進化の過程であり、以前から常にこのような状況では無かったと言えますね。ダラスは依然として保守的であり、とくに南部の人々は一般的に保守的です。
数百年前には奴隷制度が存在していた時代がありました。これは私たちの歴史の一部です。だから、常にいまのような状態ではありませんでしたが、ここに住む人たちはそれが間違っていたことに気付いたと思います。これは私たちの考え方を大きく変えるに値することですが、実際に変るには何世代にもわたって時間がかかるのではないかと思います。
MISA: いまのところダラスに来てからアジア人・日本人だからといって差別的な目でみられるようなことは経験したことがありません。でも、まだまだそういう考えを持つ人は存在するのですかね。
残念ながら、まだそのような人々に出会うことはあり得ると思います。大多数の人々は喜んで歓迎し、非常に寛容な考えを持っています。しかし、過去の価値観にとらわれた人々に出くわすことも稀にあります。
MISA: テキサス州としては事業者がビジネスをしやすい環境にあると聞きますがどうでしょうか?
はい、州の事業税は無いし、ビジネスもカリフォルニアなどから移転が続いています。高所得の経営者にとっても手取り収入が大きく変わりますし、もし投資用不動産を保有していて家賃収入があってもこの州なら税金を支払う必要がない。大きな差が生まれますよね。トヨタが来てから経済的にも大きく変化しているし、たくさんの人も移り住んできています。
MISA: カリフォルニアは気候も良いし、少しだけ留学していたので良い思い出の場所ですが、住みたいとはなかなか思わないかもしれません。治安もあまり良くないし。
そうですね。生活費は大きく異なりますし、安全面でも違いがあります。ロサンゼルスの安全性については良い話を聞いたことがありません。友人がロサンゼルスにいて、レストランで食事をしていたとき、近くでギャングとの喧嘩に巻き込まれそうになったと言っていました。
MISA: テキサスを長く知るDavidにテキサスの良いところを聞けて良かったです!大変勉強になりました。