こんにちは!オーナーのMISAです。PAR1に引き続きBrenda Siriさんにお話を伺いました。

時代に沿ったリーダーシップの重要性


Misa: チームメンバーもいるんですよね。どのようにマネジメントしているのですか?

まず第一に、私のリーダーシップ・スタイルは、”アカウンタビリティ”と”コラボレーション”です。サーバント・リーダーシップ(組織に奉仕するリーダーシップ)“のスタイルも少しありますね。一緒に働く仲間をサポートするのが私の責任だと思っています。社長だからといって、「君たちが私のために働く」というようには考えていないです。「我々は同じチームの仲間。みんなで一緒にやらなければならない。この会社の成功は、私たち全員が協力し、仕事を成し遂げ、仕事をうまくやり遂げることにある。」と考えています。

だから私は、自分が汗をかいてチームメンバーとともに働くことを恐れません。自分のキャリアにおいて、会社員としての立場からであれ、エージェントの立場からであれ、あるいは自分の会社の代表としての立場からであれ、私のチームの誰かを「私の部下です」と紹介したことは一度もありません。 彼らは私のチームのメンバーです。私たちは共に働き、そのスタイルが組織の成功に本当に役立っていると思います。私はまた、自分の長年の経験ゆえに、彼らのコーチやメンターとなり、彼らがプロとして成長できるようベストを尽くせるよう手助けする責任があると感じています。

Misa:対等にお互いを助け合える関係ということですね。

ビジネスとは別に、BrendaはNPO団体の主催者でもありますよね。それについて教えていだだけますか?

「教育」を切り口に、自らのインサイトを広げる

私は『Women With Promise』というNPO法人の役員を務めています。これはここダラス地域の非営利団体で、テキサス州北部の女性保護施設にサービスを提供しています。虐待を受けていたり、不運にも誘拐され性犯罪に巻き込まれたり、そういう女性たちは自分の身を守るために安全な場所が必要なのです。Women With Promiseは、そうしたシェルターにいる女性たちに、教育を受けることによって新しい生活を向上させることができる奨学金を支給する機会を提供しています。専門学校、短期大学、大学などの教育を支援します。彼女たちのニーズが何であれ、申請してもらい、理事会として、彼女たちの要望をサポートする能力について話し合います。

また、私自身、教育には非常に情熱を感じています。ここダラスにあるテキサス大学の非常勤教授も務めており、修士号を取得するためにアメリカにやってくる外国人修士課程の学生を教える仕事もしています。とくに、専門能力開発について教えています。アメリカでのビジネスに慣れる方法を教えているのです。履歴書の書き方、適切な面接の仕方、就職活動中の適切なコミュニケーションの取り方、LinkedInでのブランディングの仕方など。私はそのすべてを教えています。大学での教育のための仕事と、Women With Promiseの理事としてしている仕事を組み合わせることで、教育という自分が情熱を注げる分野に集中できるのです。

Misa:素晴らしいです。
NPOの理事としての活動、また大学の教育者としての活動は、ビジネスとの相乗効果はありますか?

もちろんです。例えば求職者にレジュメを見せてもらうとき、その仕事にふさわしい人材に思えるのに、レジュメの書き方について知識が不足していると感じることがあります。そのような場面では、自分が教えてあげるべきだと思うし指導することが自分の責任であるとも感じます。

実際に彼らのために履歴書を作成する時間はないので、代わりに行うことはありませんが、将来に役立つようにアドバイスをします。私が今探しているポジションに合うかどうかにかかわらず、彼らが仕事に応募するときにより良いチャンスを得られるように教育したいと思うのです。だから、自分のビジネスとしても、別の立場であっても、私は常に人々にコーチングやメンタリングを行っているつもりです。


翻訳・執筆者:西海朋華(津田塾大学 学芸学部国際関係学科)