こんにちは!オーナーのMISAです。今回はシリアルアントレプレナーで数々の事業を立ち上げ、売却した経験の豊富なハワイ出身、ダラス在住のKarl Taft(ハワイ名:Kaleo)にお話をお聞きします。
MISA:自己紹介をお願いします!
カール・タフトといいます。ハワイの名前で、カレオ(Kaleo)という呼称で通っています。ハワイ島で生まれ育ち、大学に通うためアメリカ本土のオレゴン州に引っ越しました。
大学では化学と数学を専攻し、大学院では化学とビジネスアドミニストレーションを学び、最初に就職した企業では、ジェットエンジンで使われるチタン合金部品の製作に携わりました。
その後、新規にビジネスを友人と始めるためにハワイに戻り、高校時代のサッカー部の友人である日本人の友人と燃料電池の会社を起しました。

私自身は技術開発者として従事し、2005年に会社はナスダックに上場しました。多くの日本企業のパートナーがいましたね。
MISA:最初の企業で上場したのですか・・・?すごいですね!
その当時は私たちはとても若く、本当に大変でしたが、パートナーやエクゼクティブチームに恵まれたこともあり、達成することができました。チームアップは本当に重要ですね。
その後、その会社はもともとは燃料電池の会社だったのですが、その後事業ドメインを変え、ソーラーカンパニーに変貌しました。この事業転換を行なったのは、燃料電池事業では事業展開のスピードが乏しく、投資家たちへの要求に応えることができなかったためです。
この事業転換に伴い、私は家族と共にアイダホ州に引っ越しました。製造施設を建設したのです。中国や日本を始め、パートナー企業に恵まれましたが、最終的には主要部門を中国の国営企業に売却しました。
その後、同じ高校からのビジネスパートナーとともにまた新しくビジネスを立ち上げました。2010年に、ハワイ大学から癌の治療薬開発の許可をもらい、癌の治療薬を作ろうと試みたのです。
MISA:どのように新規事業の事業領域を決めるのですか?
いい質問ですね。そうですね。主に2つポイントがあります。
1つは、市場が拡大する見込みの大きさです。自分が、その分野に参画して競合しても勝てる自信があると感じるかどうかが大事です。その市場自体が広く開かれていて、事業の価値が高くなると見込め、「自分もやってみよう。きっとできる。」と思えるかどうかが大事です。
そして、もうひとつのアプローチとしては、そもそもの市場が大きくて、誰もが毎日の生活に必要で必ず買うようなものに関わる事業です。
例えば私の専門分野の化学薬品関連の商品です。誰もが買う必需品に含まれていて、「自分なら改良してより良いものを作れる」「質やサービス、価格面で競争していける」と、勝算があると思えるかどうかが肝心です。
主にその2つです。1つは、市場が拡大する見込みの大きさ。もう1つは、市場がすでに広くて、まだ自分が参入する隙間があると考えれられるもの。
その2つが、何を事業にするか考えるポイントだと思います。
MISA: なるほど・・・勉強になります!
インタビューはPART2に続きます。