こんにちは!オーナーのMISAです。

PART1PART2に続き、ダラスのプレーノ地区に長く暮らしているCPAのHenry Harrisさんに、プレーノ地区の人の流れや市場の変化についてお話をお聞きします。

ようこそビジネスフレンドリーな地へ!人の流れがもたらす経済成長

MISA: テキサス州は税務上大きな利点を持っていると聞いていますが、実際はいかがでしょうか。
はい、テキサスはビジネスフレンドリーな地域です。テキサスには一般的には州所得税がありません。テキサス州憲法で定められており、州レベルでの所得を課税することはできません。これは大きなポイントですね。テキサスの生活費は歴史的に他の多くの場所、特にカリフォルニアやニューヨークよりも低いため、実際に西海岸から多くの人々が流入しています。

MISA: なぜ歴史的に西海岸や東海岸よりも安定しているのでしょうか。テキサスは大きな州でダラスは人口が多いですよね。でも、カリフォルニアやニューヨークよりも生活費が手頃です。なぜそれが急激に上昇しないのだと思いますか?
その一部は、利用可能な土地の広さと、歴史的に産業が不足していたこと、もしかすると産業の多様性が欠けていたことが関係しているかもしれません。しかし、テキサス州、特にこのプレーノやその周辺地域は、プレーノ地区に本社を設置することに関心を持っていたさまざまな企業と交渉する上で、賢明な仕事をしたと思います。そのため、プレーノは多くの企業が本社を設置するハブとなっています。

彼らは前向きな考えを持っており、これらの企業をここに移転させることができれば、それに伴い人々や多くの仕事がプレーノにもたらされることを知っていました。そして、それらの仕事の中には、非常に高給の仕事もあります。それに伴い消費税の収入も増えるので、ここにトヨタがあるのも偶然ではないでしょう。その近くにはレガシー・ウエストなど、開発が急速に進んでいるエリアがあります。そのため、現在では多様性があり、最先端な高給の仕事が多く、それが地域や州、地元地域の消費税収入の成長を促進しています。

生活費が上昇傾向でもなお、投資家にとっては最高の地

MISA: それでは、将来的に生活費は徐々に上昇していくと思いますか?
過去数年間で既に増加していると思います。西海岸から人々が移り住んできましたが、彼らは元居た土地を売り、他の地域の人々と積極的に競争できるだけの現金を持っていました。銀行が融資する額よりも多くの金額を実際に提供できる者さえもいました。そのため、銀行融資に頼っていたすべての人々は不利な状況に置かれ、それにより不動産価格が少し上がりました。でもまだ、テキサスはカリフォルニアやニューヨークに対して、住宅価格に関しては非常に競争力があります。それがそのレベルに達していなくとも、テキサスに移住する人々の流れを見ると、需要が増えれば価格も上がることがわかります。供給が追いつかず、既に過去数年で、移住してくる人々の家の建設が間に合っていません。

MISA: ええ、でも今のところ投資としては素晴らしい場所、素晴らしい地域ですね。特に日本人投資家や外国人、個人にとってはいいと思います。
ええ、すでに外国人投資家にとって良い場所であることが証明されています。人々は不動産を購入したがりますが、テキサスにはまだ土地が余っているので空き地を見つけることができます。まだ全てが建設されているわけではありませんが、いずれ建設拡大に対する抵抗が生じるかもしれません。それについては今後見ていく必要があります。しかし今のところは、人々が移住し続ける限り、投資家にとって有利な場所であると思います。


インタビューはPART4に続きます。

翻訳・執筆者:前田美緒(プロデューサー・ハウス)