こんにちは!オーナーのMISAです。今回はトルコ製タオルブランドのECショップオーナーとして活躍されるBerk Senerさんにお話を聞きました。起業家でありM&Aにも精通するBerkから、事業のEXITについて教えてもらいます。

起業家・M&AのプロフェッショナルBerkの経歴

Misa:自己紹介と経歴をお願いします。

私は経済学の学位を取得し、修士号も取得しました。
それから私はインベストメントバンカーとして15年間働き、イスタンブールにある地元の投資銀行チームを率いてきました。M&Aアドバイザー、インベストメントバンカーとしてトルコやヨーロッパで売り手も買い手も支援した経験があります。


6年前、テキサスに来て「Luzia」というECの会社を立ち上げ、現在も運営しています。また、個人投資家、ファイナンシャルアドバイザーとしても活動しており、CFOの役職も担っています。
あとはいくつかの小さなベンチャー事業も運営していますね。 SoccerAmericas.comHostUpp.com、というコンテンツウェブサイトを運営ししています。

トルコのコットンから作るタオルブランド”Luzia”

Misa: Luziaのビジネスを始めた理由を教えていただけますか?

トルコのコットンは、タオルを作るのに最適なコットンなんです。トルコのコットンは柔らかく、吸水性・耐久性に優れていて最高のタオルを作ることができます。また、10年前に亡くなった祖父がトルコで綿農場を経営していました。だから私にとってコットンはすごく身近なものだったというのも一つの理由ですね。

Luziaはバスタオルから始め、5年間でスポーツタオルやキッチンタオル、ビーチタオル、ビーチバッグなど二ヶ月ごとに新たな商品を作っています。
私のビジネス戦略は、完全にオンラインで自動化された事業を作ることです。現在は完全に自動化することができています。約50万ドルの売上の会社ですが従業員はおらず、私一人が1日数時間作業をするだけです。
Amazon FBAというシステムがこの自動化に役立っています。商品を倉庫に送るとAmazonが在庫を管理してくれます。それ以外にも、自社サイトへのコンバージョン率(購入率)が高まるように、PPC(pay per click)キャンペーンという買い手が広告をクリックした際にAmazonに手数料を支払うという広告モデルを利用しています。

Misa: Luziaをスタートした理由としては、ひとつはトルコのコットンの強みを生かせること、そしてもうひとつはM&Aアドバイザーとしての視点があったから、ということですね。

そうですね。私には投資のバックグラウンドがあるのでファイナンシャルアドバイザーとして、事業のいいところも悪いところも見てきました。その中からアイデアやいくつかの学びを得て、自分の会社で実践することができました。


たとえば、私が常に思っているのは、会社を作る時や始める時には、初めからEXITのことを考えておくべきだということです。「いつの日か事業を売却しよう」と考えておくべきだという意味ではなく、初めからEXITのことを考えておくことで、最初からよりクリアな税務申告ができつし、子供達など次の世代へビジネスを引き継ぐことになったとしてもやすくなるからです。

インタビューはPART2へ続きます。

翻訳・執筆者:西海朋華(津田塾大学 学芸学部国際関係学科)