こんにちは!オーナーのMISAです。PART1に引き続き、CityLifestyle Allen/Planoの編集長を務めるAngi Burnsさんにお話をお聞きします。
チームであることの本質
Misa: City Lifestyleのチームについて教えてください。
まず、ディレクターのヘンリーがいます。編集者として、ライター、写真家とのやりとりなどを担当し、全体の記事を管理しています。そして、顧客担当としてケイシーがいます。彼女が全ての顧客の、つまり広告主の担当者です。彼女は顧客の満足度を確認し、イベントの時にはどこにいくべきかを知らせたり、助けが必要な時に対応したりする仕事をしています。また、広告デザインチームもいます。私はチームの管理をしていますが、正直にいうと、長い間教育に関わった経験があるので、それに比べたらとても簡単です。
Misa:話を聞いていると、Angiは本当にお手本のようなマネージャーですね。どのようにチームをまとめているのですか?
職場の環境と文化を最大限良くし、メンバーと共有することが大切です。先週は、チームで慣習、価値観、使命についての会議をしました。そこで皆にこう伝えました。「私はこの雑誌のオーナーですが、雑誌は全員のものです。皆さんもチームの一員として、雑誌のオーナーシップを持って欲しい」と。
私が誇りに思いながら関わっているのと同じくらい、チームの皆さんにも誇りに思い、関わってほしいと思っています。チームの一員として、感謝され、意見を聞かれ、尊重されていると感じてもらうことが必要です。私は「これをやれ、あれをやれ」と指示するだけのような経営者ではありませんし、そうなりたくもありません。
チームの人々の意見や視点、考えに耳を傾けて、指示をするだけではなく、協力するチームとして働いています。そうして、例えば目標達成の際にはボーナスを用意しています。実際に、今年はみんなでキーウェストへクルーズに行く予定です。一緒に休暇を過ごします。本当に重要なことは、チームのみんなが自分らしくいられる家族のような環境を作ることです。プレッシャーでびくびくしながら仕事をしたり、怒られたり、トラブルに発展することを心配したりする必要はありません。みんなが快適に感じるようにすることが必要です。
そして、皆が自分の仕事をはっきりと理解し、誰がどの責任を負っているのかを明確にすることが重要です。ただ、必要に応じて助けあうこともまた大切です。例えば、ケイシーが姪の卒業式のため、ミシガンへ一週間出かけていた時があり、私とヘンリーが仕事を引き継いでいました。しかし、私たちは「キャシーの仕事を担った分、給料を上げるべきだ」と主張するのではなく、このような助け合いが当たり前だと思っています。それがチームであることの重要な要素なのです。
ローカルな仕事での密接な関わり
Misa:雑誌で大切にしていることは何ですか?
私は見知らぬ人の広告を雑誌に載せることは好きではありません。ただお金を受け取って雑誌で読者に広告を掲載することは、知らない人に対して自分の名前で紹介文を書くようなことだからです。
なので、4つ星か5つ星持レベルの企業のみと提携することにしています。悪いレビューがないこと、全てのビジネスに必要な許可証を持っていることが条件です。レストラン、飲食店やバーの場合、保健所からの監査で悪い評価がないことも条件の一つになります。私たちは広告を載せる前に、彼らの審査をし、面接をしています。私の雑誌に載る全ての方々が、高品質な製品・サービスを提供してくれるという確証を得たいのです。
そして、彼らもまた、私のことをよく知り、いつでも会うことができるという関係性を保っておきたいのです。そうすることで、何か問題が起きた時、私のところに相談しにくることができる。そのくらい安心できる仲でありたいのです。ただテキストで連絡を取り合うような関係は好きではありません。だから、私はできるだけ多くのネットワーク作りをしています。「あなたは優秀で、素晴らしい事業をされていますね。あなたの事業を成長させ、情報を広めるお手伝いがしたいです」といつでも直接伝えられる距離感が大事だからです。
あまり素晴らしいと思えない人と会うと、「こういう人とは共に働きたくはないな」と思います。他の人にそういう人を紹介したくないですから。
ただお金をもらい、依頼され、全ての依頼を受けて広告掲載するわけではありません。でも、顧客になれば、その方の事業を周知するためにイベントを催し、CMを撮影し、ポッドキャストもしています。このような活動にも積極的に参加してくれる方々だと良いですね。他に、ソーシャルメディアやデジタルプラットフォーム上でもさまざまな活動をしています。たくさんのイベントも開催しており、毎月少なくとも2回はイベントを実施しています。
Misa:イベントとは、例えばどのようなものですか?
そうですね。毎月、第4金曜日6時から8時まで、「ハッピーアワーネットワーキング」を実施しています。実際、今月はここのすぐ向かいのゴートアリーナスポーツバーで行います。また、夏には雑誌を受け取っている地域で、ご近所の方々と町内パーティーをしています。
トランポリンやフードトラック、DJを招待して、地元住民と会い、有益な意見をもらったり、広告主の紹介をしたりします。基本的には、私たちは人と直接会う機会を大切にしています。
さらには、年3回、市長、市議会や教育委員会などと連携し、イベントを行うことでここでも協力者を紹介できます。このように本当に積極的にさまざまな活動をしています。
インタビューはPART3に続きます。
翻訳・執筆者:鈴木咲香(津田塾大学 総合政策学部総合政策学科)