こんにちは!オーナーのMISAです。PART1PART2に続き、北ダラスに40年暮らしているビジネスブローカーのAllen Faradinehさんに、北ダラスの発展と、海外の投資家が現地のビジネス文化を学ぶことの大切さについてお話をお聞きします。

何もなかった北ダラスの変化と発展

MISA: 北ダラスエリアを日本の投資家にプロモートしたいと思っています。このエリアは外国人投資家にとって良い投資機会だと思いますか?
もちろんそう思います。過去10~15年間で北ダラスには多くの変化があり、小さな町がどんどん大きくなってきています。

MISA: Allenさんはどれくらいここに住んでいますか?
テキサスに合計で40年住んでいます。

MISA: 40年ですか!では、すべての変化を見てきたのですね。
はい。私がプレイノに家を買ったとき、プレイノにはまだ何もありませんでした。たくさんの空き地があるだけで、フリスコも何もありませんでした。プレストン通りを北に行くと、小さな会社がいくつかあるだけでした。ところが突然、富裕層向けの住宅や大きなモールが建設されることになりました。このAllenのWatters Creekも当時はありませんでした。建設がブームになり、多くの外国人投資家が流入してきて投資をし、収益を上げました。彼らは正当な手段で多くのお金を稼いだのです。そのおかげでここまでの大きな変化がもたらされたのです。

自国の常識は捨てろ!現地のビジネス文化を学ぶことが成功のカギ

MISA: 特に外国人投資家にとっては、地元のビジネス文化を学ぶことが非常に大切だと思います。
そうですね。海外から来た投資家は、アメリカに来てビジネスを買収し、自国での運営方法をそのまま持ち込もうとすることがよくありますが、それではうまくいきません。

例えば、とあるコンビニエンスストアが、私に売却と査定をしてほしいと数年前に電話をかけてきました。そこでその店に行きガススタンドに入ったのですが、クレジットカード支払い機を設置していなかったのでガソリンの支払いにカードを使えませんでした。

私は「なぜ給油機の前にクレジットカード機がないのか」と店員に尋ねたところ、「ああ、クレジットカードは辞めることにしたんだ」と言いました。それはなぜかとさらに聞くと、「顧客が店内に入って支払いをすることで一緒に店内の商品を買ってくれるからだ」とのことでした。私はこう言いました。「私のような人が来てカードが使えないとなると、車に戻ってカードが使える別の店に行ってしまいますよ。わざわざ店内に入って支払っている時間はないですからね。」

MISA: そうですよね。そのような顧客はもう来なくなってしまいますよね。
その通りです。私は彼に、「もしコーヒーが欲しければ店内に買いに行くし、たばこやスナックが欲しければ店内に入って買います。このようにしてあなたは私からサービス利用の機会を奪っているのです。」と伝えました。アメリカ人が経営しているコンビニエンスストアで給油機の前にクレジットカード支払い機がない店なんて見たことがありません。

つまり、これは単に利便性の問題です。例えば、夕方の遅い時間に女性がやって来て、時には店内に入って買い物をすることもあるでしょうが、そんなことをしたくない時もあります。ただ給油機の前で支払いを済ませ、すぐに立ち去りたいのです。だからこそ、利便性に欠け、ゆくゆくは収益に悪影響を与えるのです。

インタビューはPART4へ続きます。

翻訳・執筆者:前田美緒(プロデューサー・ハウス)