こんにちは!オーナーのMISAです。PART1に続き、テキサスのビジネスブローカー協会のトップを務めていた経歴をお持ちのNolan Duckさんに、M&Aアドバイザーとしてのモチベーションや、いいM&Aアドバイザーであるためのコツについてお話をお聞きします。

人を助けたい!牧師経験を活かしてオーナーに寄り添うM&Aアドバイザーに

MISA: M&Aアドバイザーとしての情熱は何ですか?

私のモチベーションは、昔から人を助けることに携わってきたことです。そして、会社を売却する時に、そのビジネスオーナーが自社の価値を評価し、その価値を高めて最大限に引き出せるように支援することが私の目標です。

しかし、多くのビジネスオーナーはこのような経験がないため、プライベートエクイティファンドの交渉にやられたり、できるだけ良い結果を得ようと頑張っても自分の会社を大幅に過小評価して売却したりしています。

そのため、私が関わるビジネスオーナーが可能な限り最高のイグジットと未来を手に入れられるようサポートすることが私の情熱となっています。

私はただ人を助けたいと思っていますし、それが私のモチベーションになっています。また、私の牧師としての経験が、ビジネスオーナーと関わる際に非常に役立っていると感じます。ビジネスオーナーがどのようなステップを踏むべきか、何をすべきかを決める際に、多くのカウンセリングが必要になることがあります。彼らは、実際には気にする必要もないことに関してまでとても心配してしまうのです。その点で、私は彼らを助けるために必要なスキルを備えています。

MISA:全く同感です。ビジネスを売ることは、子供を売るようなものですよね。売り手が非常に感情的になることもあります。なので、売り手がビジネスを売る準備ができるように、カウンセラーのような役割をすることが必要になることもありますよね。

生涯学び続けて能力を高める!M&Aアドバイザーにとってトレーニングは大事

MISA:良いM&Aアドバイザーであるためのコツは何ですか?

たくさんありますが、その中でも重要なのは、自信を持っていること。そしてトレーニングを重ねていてスキルを磨いていることです。私は国際ビジネスブローカー協会(IBBA)でトレーニングを受け、2006年に認定ビジネスインターミディアリー(CBI)を取得しました。それでもなお、私は学び続けています。生涯学習者ですね。

実際に私は2つの修士号と博士号を持っていて、他にも様々なことを成し遂げてきました。

学ぶことが好きなので、EOS実施者にもなり、3年間にわたって3つの会社でそれを行いました。それによって、ビジネスオーナーを支援するための経験を積むことができました。

また、私が受けたトレーニングも、私のところに相談に来るビジネスオーナーをどのように支援したらいいか、また、彼らが必要な項目をすべてチェックできるかどうか確認するためにとても役立ちました。トレーニングを受けることは大事なポイントです。

クライアントは最優先!誠実であることがいいM&Aアドバイザーであるためのポイント

もう一つのコツは、誠実であることです。残念ながら、トレーニングを受けておらず、経験もなく、ビジネスオーナーが会社を売る手助けをするためのバックグラウンドも持っていないのに、自分に能力があると思い込んでいる人が多いです。

そういう人たちは、ただ取引を成立させようとするだけで、クライアントのことを本当に考えていないのです。 私は常に強い責任感を持ち、クライアントを自分よりも優先しています。これが役立つコツの一つでしょう。

インタビューはPart3へ続きます。

翻訳・執筆者:前田美緒(プロデューサー・ハウス)