こんにちは!オーナーのMISAです。今回はフランチャイズコンサルタント会社オーナーのChris Utahさんにインタビューしました。Part1、Part2に続き、Part3では良いフランチャイズを見極める方法をさらに深掘りしていきます。フランチャイズコンサルタントがどのように最適なフランチャイズを見極めているのか、さらにはアメリカでフランチャイズ市場を支えるエリアの特徴についてご紹介していきます。
フランチャイズコンサルタントは、最適なフランチャイズオーナーを支える最強の味方
Misa: 最適なフランチャイズブランドを見つける上で他に何か秘訣はありますか?
一つ目の秘訣は、自分自身の力で見つけようとしないことですね。よく起こりがちな間違えですが、失敗経験がある人に話を聞くと、大抵自力でやろうとしていたことがわかりました。
Misa: Chirsもランチャイズで失敗したと感じた経験はありますか?
相手が満足のいくものを見つけられない時や、相手が求めているものにそぐえない時ですかね。大抵の場合、彼らが自己ガイド型でフランチャイズを購入しようとした時に起こります。つまり、自分でフランチャイズを見つけようとすると、どこから始めれば良いのかわからなくなってしまうのです。
例えば、アメリカには3500ものフランチャイズが存在しますけど、オンライン上でフランチャイズを検索すると、たくさんの広告が殺到するはずです。もしくは、何らかのフォームに回答すると問い合わせが殺到するでしょう。これらはすべてフランチャイズ販売を専門にしているプロのセールスマンから送られてくるものです。セールスマンを非難するつもりはありませんが、彼らはそれぞれの人たちに適しているものを選んでいるわけではなく、とにかくフランチャイズを売って、利益を得ようとしているのです。
私から推奨するとすれば、コンサルタントと一緒に最適なフランチャイズを見つけるということです。一般的に費用はかかりません。私の会社の場合もサービス料金を請求することはありません。もし自身が良い経験をお持ちなら、これまでの職業背景やあなた自身の強み、弱み、投資パラメーター、将来的な目標をよく理解しようとする人と取り組むことになるでしょう。特に、最後の要素はとても重要な部分だと思います。あなたやあなたの奥様がビジネスの成功を望んでおられることを本当に理解しています。私から提供するプロセスを用いてビジネスモデルをたてることは、最適なブランドを見つけるのに役立つでしょう。一言でいうと、自分でこなそうとせずに、専門家の力を借りてくださいということです。
テキサスはフランチャイズの試運転に理想的な地域
Misa:投資家が適切なブランドを選択しようとする場合、比較的新しいブランドは、長い歴史を持つブランドよりもリスクが高くなるように感じます。
鋭い観察力ですね。私もある程度はそうだと確信しています。テキサス州フリスコの例を挙げましょう。北テキサス、ダラス、ヒューストンはフランチャイズ市場の一位二位を占めており、アメリカで新しいフランチャイズがどれほど成功するか測るのに最適なエリアです 。新しいコンセプトが売り出された際に、ダラスやヒューストンですぐに売り切れば、一般的にそのフランチャイズは長期的に安定していることになります。
Misa:テキサス州は南北エリアも含みますか?
ええ。テキサス州は偶然にもフランチャイズが急成長を遂げている地域です。中心部に位置していて、影響力もあり、住むには本当に適した場所です。もちろん新しいコンセプトをやっていく上で高いリスクを伴いますが、フランチャイズに適した地域に早く着陸すれば、リスクに勝る高い利益が得られることでしょう。
Misa: 投資家が成功するために他に秘訣はありますか?
コンサルタントと協力することの他には、動機を深く理解することが大事だと思います。ビジネスで成功するということや、お金を稼ぐといったことが挙げられますかね。フランチャイズであれ、他のビジネスにあれ、何か物事を始めるときは、なぜ自身にとって重要なのか理解することが大切です。動機という根本的な部分を理解していれば、自身に合ったビジネスが遥かに見つけやすくなるはずです。
アメリカ移住でフランチャイジーに与えられる恩恵
Misa:新たな地でフランチャイズブランドを開始することについて、フランチャイジーになることのメリットとしては、銀行の融資を取得しやすいこともあげられますよね。
主流のフランチャイズは確かにそうだと思います。先ほどの質問とも関連していますが、新しいコンセプトに早期に買収するメリットの一つは、投資家を後押しし、より早い段階で成功へと導く優良市場に参入する可能性があることです。さらに、最良のシナリオが実現することでしょう。
欠点を挙げるとすると、確立しきる前のブランドを購入することになるため、少々資金調達に苦労するかもしれません。ですが、資金調達には多くの方法があります。私の会社の候補者の大半は、SBA(アメリカ政府ローン)であろうとなかろうと、第三者から資金調達をしていると思います。良いこととしては、現時点(2024年6月)で金利は数年前より高いものの、現金は容易に調達可能です。候補者にとっては理に適っているかどうかわかりませんが、確かなのは、ビジネスを見つけるための道は多岐に渡っているということです。
Misa:外国人投資家は投資してテキサス州でビジネスを始めて、更にビジネスを拡大しようとしています。資金調達がしやすいことは、投資家にとって大きな特典になりますね。
まさにその通りです。
翻訳・執筆者:岩田百合香(津田塾大学 学芸学部国際関係学科)