こんにちは!オーナーのMisaです。今回はPART1PART2PART3に引き続き、ビジネスオーナーとして活躍するElizabeth Mahusayさんにお話をお伺いします。

コミュニティ志向の強い北ダラスの魅力

Misa:最後にお聞きしたいのですが、北ダラスの魅力について教えてください。

もちろんです。
私たちは13年前にフロリダのタンパからここに引っ越してきたのですが、たいていの人に驚かれます。「ビーチや太陽、緑に囲まれ、湿潤な天候のフロリダから離れるなんて、どうして?」って。でも、私たちは北テキサスが大好き。私たちは、この地域のコミュニティ志向なところが好きなんです。また、ビジネスを発展させ、起業家としてビジネスを成長させるにはとても素晴らしい場所です。

Misa:私も北ダラスはビジネスを始めるのに向いている場所だと感じます。北ダラスの人々は優しくフレンドリーな人も多いですよね。なぜなのでしょうか?

そうですね。
言うなれば、私たちのコミュニティの人たちは積極的にコミュニティに献身し、投資しています。私たちはコミュニティが繁栄していくのを見たいと思っていますし、コミュニティ内で人々が繁栄できるような手助けがしたいと思っています。そのため、私たちみんなで人々が目標達成できるような方法を探すのです。適切な人を紹介したり、質問に答えたり、成功や失敗の経験をシェアしたりします。ですがやはり人々の積極的な貢献と開発が大きな要因だと思います。

例えば、あるコーヒーショップのオーナーがビジネスを始めて、コミュニティに投資したいと考えるとします。そうするとコミュニティを大切にするコミュニティメンバーとして、私たちもその一員になりたいと思うのです。「どうやって成功の手助けをしようか?」この地域にはこのように考える人がたくさんいると思います。

しかし、ここに引っ越してきたときに身をもって学んだことがあります。それは人々が親切でなかったからではなく、私たちが謙虚でなかったために、周りの人たちに素直に助けを求められなかったことです。私たちは、「自分たちならできる」と信じていました。なぜなら、ビジネスを経営してきたという自信がありましたから。しかしついにあるとき、私は「事業を軌道に乗せるのが難しい」とコミュニティの主要メンバーに弱音を吐きました。そうすると彼らは「手伝うよ!」と快く言ってくれたのです。

Misa:オープンになるのは難しいことだと思うのですが、どうでしたか?

周りの人たちに自分が「有能ではない」「プロフェッショナルではない」と思われるのではないかという懸念は、事業者たちからよく聞きます。そして多くの場合、彼らは「もし私があなたにお客さんの紹介を依頼したら、私はあなたにもお客さんを紹介を依頼しなければいけなくなって、自分のビジネスの運営が危うくなる」と頭の中で考えているのでしょう。人の紹介を依頼することは賢明なビジネス判断なのに、勇気を出して行動することを妨げているのは、頭の中の雑念なのです。

Misa:言葉の壁はなかったとしても、初めて移住した人たちには苦労がありますよね。

そうですね、苦労はあります。
ここに引っ越してきたとき苦労を経験したことで、私はその苦労を分かち合いたいと強く思います。ここに来て、口に出して言おうとはしないけど、みんな大変な思いをしているのです。人々がフレンドリーかどうかは関係ありません。ビジネスのスタートは難しいことです。しかし、私たちはこのことを現実的に受け止めなければいけません。自分がしている仕事はとても大変だと認めてオープンになれば、必要な助けを受けることができるのです。これはとても重要なポイントです。

Misa:素晴らしいインタビュー、ありがとうございました!

翻訳・執筆者:関口舞(津田塾大学 学芸学部英文学科)